
●人間には善の欲望を成就しようとする本心の指向性と、悪の欲望を達成させようとする邪心の指向性がある。
●この本心と邪心は同一の固体の中でそれぞれ相反する目的を指向して、熾烈な闘争を展開している。これが人間の矛盾性であり、したかって人間は破滅状態に陥っている。
●人間のこのような破滅状態をキリスト教では堕落と呼ぶ。
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よく、心の声の代弁者として、小さな悪魔と、天使が出てきて、よい気持ちと悪い気持ちと、揺れ動くさまを表現するような話、きいたことないですか?
これは、皆さん感じる世界だと思いますが、これこそ、破滅状態。
一人の心の中に、別の自分が、二人の心がある状態、矛盾している状態です。
ラベル:原理講論