きょう、あなたは一億ドルを手に、この場を去ることができます。しかしその前に、たった一つあることをしなければなりません。 ーあるささいな、小さなことです。それが何なのか知りたいですか。
それでは言いましょう。あなたがしなければならないことは、これだけです。まず、息を六十分間、止めてください。それが済んだら、一方の手に一億ドルと、もう一方の手には呼吸用の空気を置きましょう。さあ、あなたは、どちらを選びますか。
私がこの質問をすると、一人の例外もなく、誰もが呼吸できる空気のほうを選ぶと答えました。「でも、どうしてですか」と私は聞きます。「一億ドルが欲しかったんじゃないですか」。
ここではっきりしたことは、一回の呼吸は、一億ドルよりも価値があるということでした!一呼吸、一呼吸が賜物です。 −通常、あまりにも私たちが気づかない神聖なる祝福。この世の中に入ってきた時に、私たちは一番初めに何をしますか。息を吸うことですね。死ぬ前の最後にやることは何ですか。息を吐くことです。
分かりますか。ゆえに一回の呼吸でも、私たちは全生涯の価値を呼吸しているのです。呼吸をせずにいれば死んでしまいます。それなしで生き延びることができません。それは、私たちの存在にとって、そこまで根本的なものです。
問題は、私たちがこの驚くべき賜物である呼吸をしながら、その時に、この賜物の驚くべき価値に気がついているかどうかです。私たちは、誰かが高価な賜物をくれる時には感謝しますが、私たちが呼吸をするたびに、神様がいかなる高額のお金をもってしても代えられない賜物を下さっていることに、気づかずにいます。
もしも、私たちが呼吸のような実に根本的なものから感謝を始めるとすれば、相対者や子供たちに対して真に感謝することは、もっとたやすいことではないでしょうか。
私たちが、百年たてばもうここにはいないということを悟れるならば、人生における本当に価値あるものを優先することができるようになるでしょう。
「はげ頭と苺」p142p〜144
一億ドル・・・欲しいですね^^:
お金はあると便利なのかもしれませんが、なくても良いものです。
まして、死後の世界には持って行くことができません。
呼吸は、できなくなると人生終りを意味します。
最低限のお金があれば、健康第一で、それから、何に価値を置いて生きていくのかが、問題になっていきます。
大金持ちで、大きな家で、ピカピカの車で・・・・。
それがなくても生きていけます。
心の中は、心がけ次第で、もっとも〜っと裕福になれます。
誰かの悪口をいう暇があったのなら、もっと、大事なものは、沢山あると思います。
本当に大事なものって、目に見えないもので、本当に、極身近で、呼吸のように知らず知らずに当たり前で、気にも留めることがあまりないものなのかもしれませんね。
神様も、自然すぎて、近すぎて、気づけないだけだと思います。
普段気づけないものを見る、心の目をやしなって、
もっと感謝の心で生活していきたいです。
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お釈迦様が説法をするために、移動していた時のことです。握りこぶしの半分に満たない石につまずいて転び、顔にけがをしてしまったそうです。
その時に、小さな石に、はるか大きな体がいとも簡単に倒れたことを思い、己の小ささを悟ったそうです。小さな石に翻弄される人間がどれだけ小さいかとうことを思われました。
呼吸の価値を見事に自身の悟りの境地から表現してくださったと思います。