突然、目の前に崖が現れました。その獣は、後ろからますます近づいてきます。農夫は思い切って跳びました。空中をくるくる回りながら、幸運にも一本のつるをつかみ、そのつるにつかまって助かりました。
上を見ると、崖っぷちから、その獣が姿を現し、下を見下ろしていますーそれは巨大な虎でした。
虎は言いました。「こっちに上がってこい。食べてしまうぞ」と。その瞬間、今度は下を見下ろすと、暗闇からもう一匹の別の虎が姿を現しました。そして、「降りてこい。食べてしまうぞ」と言うのです。それで終りではありません。再び、上を見上げると、一匹の黒いねずみと一匹の白いねずみが唯一の命綱であるそのつるをかじっているではありませんか。
その絶体絶命の瞬間、目を開けてみると、ちょうど農夫の目の前に、甘くておいしそうな苺がありました。農夫はその苺を取って口に入れましたーそのおいしかったことといったら・・・・。
実はこの物語、私たちすべてーいわば人間が置かれた状況ーのことを言っているのです。
黒と白のねずみは、それぞれ夜と昼のこと。
避けることの出来ない死か苦しみ。
この物語のいわんとするろころは、たとえその中にあっても、人生の甘くておいしい「苺」−例えば、日曜日に公園を散歩する時の美しい日没とか、友達との議論、等々ーに目を留めることを忘れてはならないということです。
「はげ頭と苺」P29〜P30
この物語を読んで、なるほど。と私は思いました。
本の題名にもある苺ですよね。
苺は人生の甘くておいしい部分という事なんですね。
そして、誰もがいずれ訪れる”死”と”生”を上手い具合に現しているなと思いました。
死んだらどうなるのか、何のために生きているのか、あまりにもわからなくなってしまった、自分の生きている意味とは。
分かっていたら、こんなに恐怖には思わなかったと思います。
しかし、ここでの話は、これで終わるのではありません。
これからが本題で、お父様。文鮮明先生がどんな方なのか証しが書かれています。それはまた明日にとっておきます^^
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